「採用活動で」「会社の記念・周年行事で」「プレスリリースで」などインフォグラフィックが必要になる用途は多岐に渡ります。
ある日上司が突然に、見栄えが良く、評判が良いインフォグラフィックの制作をあなた(ご担当の方)に命じても、アタフタしないような手助けの記事になっていれば幸いです。
りびっつ
インフォグラフィックにお困りのあなたを絶対にお助けするマン。
目次
そもそもインフォグラフィックとは?
インフォグラフィックは、Information(情報)× Graphic(画像)という単語を組み合わせた言葉です。
簡単にいえば、ある情報にデザインを付け加えることで、視覚的にわかりやすいデータ表現にしたものといった感じです。
インフォグラフィックの主な種類
ダイアグラム
ダイアグラムとは、テキストで表現しづらい部分の説明や関係性をイラストを用いて行うものです。広い意味でTHE・インフォグラフィックといったイメージがあり、チャートやフロー図、相関図を含んでいうことが多いです。
上記画像では、グラフで数値を表すとともに旅行バッグを用いて国旗の大きさで直感的に多さを表しています。
チャート
チャートは、図やグラフを用いて大きさや長さなどの比較を差をつけて表現できるので、売上など数値を視覚的にわかりやすく提示することが可能です。
フロー
フローは、複雑な手順や流れでもその場に立って直感的にわかるように表すことのできる図です。製造過程やマニュアルなどを示すのにも使われます。
相関図
相関図といえばドラマや映画などでよく目にすると思います。登場人物がどのような関係性になっているのかなどを表しているものが相関図です。ビジネスでは、取引先や関係会社などの関係がどのようになっているかを表すことが多いです。
年表・社史(タイムライン)
年表や社史は、広い意味で言はタイムラインともいい、時系列順で出来事を整理したもののことをいいます。
会社が創業してから現在までたどった道のり、その道程での記録すべき出来事を書きしるしたものを社史といいます。
地図
地図の用途は幅広く、売上や人口、店舗数、各地の名産品や地域の比較などで数値を表現するのに適しています。 例えば世界地図を使って、グローバルな売上を表したり、日本地図を使って各地の特産品の売上を比較するなどが多いです。また、そのような広域だけではなく、遊園地や水族館などの施設案内でも地図は使われます。インフォメーション(説明)を載せやすいのでインフォグラフィックでの地図は好まれます。
ピクトグラム
ピクトグラムは人型のシンボルです。シンプルなので、使い道が広く汎用性が高いのが特徴です。複雑な動作を表現させることには不向きですが、統一感を持たせることができるので資料などにも使いやすく便利な表現方法です。
インフォグラフィック活用のメリット
メリット1. 視覚的・直感的に伝わりやすい
複雑で難しそうな情報や単調になりがちな数値を、イラストを使ったインフォグラフィックにすることで直感的に理解しやすくなります。
たとえば、特定の情報にデザインの強弱をつけることによって、ポイントを強調して伝えることができます。
メリット2. インパクト・印象に残りやすい
インフォグラフィックはデザイン性という点で利があるため、長々としてしまうテキストや単純なグラフで情報を伝えるよりもインパクトを残すことが可能です。印象をつけることでほかの資料との差別化ができます。
メリット3. 広く伝達・シェアされやすい
インフォグラフィックは、あくまでグラフィックなので webサイトをはじめTwitterやインスタなどのSNS(ソーシャルメディア)などの様々な媒体においても、情報を共有しやすく便利です。
パッと目で見て伝わるデザインだからこそ、ファーストインプレッションに強く呼びかけることが可能で、文字情報はあとから付け足す程度でも受け手にとって問題はないでしょう。
メリット4. 社内コミュニケーションの活性化になる
たとえばインフォグラフィックにまとめる情報を、社内で従業員にとるアンケートから制作するとしましょう。こうすることで社内の人間を広く巻き込むことができ、社内コミュニケーションの活性化につながります。
メリット5. パーツ素材としても使える(コスパがいい)
インフォグラフィックの副産物として、作成後にデータをパーツとして分解すれば、資料やwebサイトなど別の用途にも活用できるイラスト素材が生まれます。長期的なコスパで考えてもこれは大きなメリットがあるといえます。
インフォグラフィック制作の流れ(企業側のやること)
ここからは実際にインフォグラフィックを制作する際の流れを、発注する企業側と受注するデザイナー側に分けて説明します。
インフォグラフィック制作の主な流れは、
1.目的・ターゲットの選定(企業側)
2.伝えたい内容の選定(企業側)
3.デザイン制作(外注)
-情報整理/コンセプト選定/
になります。
インフォグラフィックは、より魅力的にその情報を伝える手段の一つです。目的やゴール設定を決めておくことが大事です。
インフォグラフィック制作の流れ1 目的やターゲットを決める
インフォグラフィックを作成するとなった段階では、すでにどういう用途で使いたいのか決まっていると思いますが、目的やターゲットによって伝えたい内容の順位が変わってきます。
インフォグラフィック制作の流れ2 伝えたい内容を決める
伝えたい内容と入れたい内容がごちゃ混ぜにならないようにするのがポイントです。入れたいこと全てを詰め込む方法は望ましくありません。その理由はまとめるのがより難しく、工数がかかってしまう点にあります。結果的に費用が高くなってしまいます。
インフォグラフィック制作の流れ(デザイナー側)
次からはデザイナー側のやることなので、外注する場合は参考までにご覧ください。
インフォグラフィック制作の流れ3 内容を元に整理する
必要な内容を元に、より効果的に魅せられるようにレイアウトやテイストを考えていきます。一般的に「ラフ」といわれる段階はここにあたります。企業側とデザイナー側のイメージを共通認識のすり合わせをして、ラフを制作し、OKの場合は次の段階に進みます。
インフォグラフィック制作の流れ4 要素に装飾をする
制作したラフを元に、ストーリーをより魅力的にみせるための装飾をしていきます。テキストのサイズ感やカラーなども含めたデザインの最終調整を行い、よければ完成となります。
インフォグラフィックの用途別活用方法(カテゴリー別)
インフォグラフィックを用途別に分けた情報のまとめかた・内容を紹介します。
「採用活動」に使いたいので、情報をまとめたい
採用活動に使う会社情報の基本的な内容は、思わず「この会社に入りたい!」そうアピールできるものがいいですよね。そのため会社の基本情報とともに雰囲気が伝わるようなものだと良いです。
採用活動インフォグラフィックおすすめ内容10点
・会社概要
・社員数
・男女比
・職種
・支社数(グループ)
・年収
・有給日数
・育児休暇取得率
・働き方/福利厚生
・人事育成/キャリア形成
上記の他にも、自社の独自ルールや面白い制度などを取り上げるのもオススメです。
具体的な制作事例についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
「周年記念」に使いたいので、情報をまとめたい
何周年目なのかということによっても内容量の比重は変わってきますが、ポイントは現在から過去を振り返ってみて、起こったことや特記したいことなどをしっかりとまとめるのがコツです。
周年記念のインフォグラフィックおすすめ内容
・会社概要
・売上などボリュームアップした数値箇所
・サービス/商品の新旧比較
・支社数(支店・グループ・拠点)
・社史/年表
会社の基本情報には、さわりだけ触れつつ、開業当初や以前と比べて変化した点を多めに書くことが重要です。社史・年表を入れ込むのが特におすすめです。支社数(支店・拠点)が増えたことをアピールしたい場合はマップを使うのも良い手です。
社史・年表を使ったデザイン
周年記念では、会社の歩んできた歴史を振り返ることができるタイミングでもあるので、社史や年表図をメインとしても面白いと思います。
りびっつ
くわしくは現在執筆中です。
「プレスリリース・資料制作」に使いたいので、情報をまとめたい
新サービスの発表や株主総会のために必要な資料をまとめたい場合は、数字だけでは単調になってしまうのでデザインされたチャートやグラフを入れるのがおすすめです。
グラフやチャートを使ったデザイン
インフォグラフィックを使って、動画にしたい
インフォグラフィックは動画とも親和性が高いです。より魅力的に伝えたい場合は動画がおすすめです。
インフォグラフィック活用のまとめ
インフォグラフィックのメリットや用途別の活用方法を紹介しました。
視覚的にわかりやすい情報を制作するのは、見る側だけではなく作る側の頭の整理にもなりますので、周年記念などの節目の行事のタイミングに確認するのもよさそうですね。
インフォグラフィックにお困りの際はぜひお気軽にご相談ください。